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テキサスでオルガン 〜 信州でオルガン 信州でタロー

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2006年 03月 09日

Perkin's Lecture

日曜から火曜まで夫の教会で講演会 Perkin's Lectures というのがありました。地元のお金持ち Perkin さんの寄付で、1943 年からほとんど毎年春に、講演会が催されているのです。今年は60人目のスピーカーで、ニューヨーク市のリバーサイド教会の牧師 James Forbes 氏が招かれました。Newsweek マガジンが選んだベスト12に入る牧師です。彼の言葉のパワー、言葉の芸術、評判どおりでした。

今年は5回の講演会のうち、3回オルガンの奏楽をさせていただきました。最終日の火曜日の前奏曲、ものすごく焦ってたんです。たかが1曲9分くらいの前奏曲‥‥なんだけど、でも、練習不足の大曲をはじめての公の場所で演奏するってことは、やはり緊張するんです。テレビ放送されてるし。この日のためにガツガツ練習をしてたのですが、まだまだ磨かれてない状態っていうんでしょうか。う〜〜ん、練習だけじゃ、不十分なんですよね。何度も演奏の場を重ねて、たくさんの人に聴いてもらって、演奏も磨かれていくんでしょうね。おかげでこれもひとつのステップになりました。

ところで夫の教会のオルガンはオルガンパイプの数だけでも私の教会のオルガンの2倍あります。演奏台は「アメリカのオルガニスト協会規格のオルガン」だそうですが、一般より大きく感じます。何よりも音量がすごいです。圧倒されました。パイプが頭上にあるせいで、大音響が降ってくるんですよ。うるさくて、頭がくらくらして、「平常心」なんて吹っ飛んじゃいます。曲の最後に64フィートのペダルのストップを入れた時など、床がジジジジジと振動して、頭上のライトの光がゆらゆら揺れたほどですから。でもこれって慣れると気分いい〜〜〜!

この講演会が終わった翌日、エネルギーを出し切った感じで、疲れがドバ〜って出ました。もうヘロヘロ。でもリハーサルもフルにあるし、レッスンもある‥‥やる気ゼロに等しい状態で、ダラダラ出勤。最初は生あくびが絶えない状態でしたが、大きな声でリハーサルをやったり、クワイヤーのピアノの伴奏をしたりしてるうちに、なんか自分、やたら元気になってました。一日終わってみたら、すごく爽快でした。人々の輪の中に飛び込んで声を出したり、体を動かしたり、大声で笑ったりしてるうちに、人々から元気をもらったんですね。ありがたや、ありがたや。

by organistnikki | 2006-03-09 14:28 | パイプオルガン | Trackback | Comments(2)
Commented by sakurako at 2006-03-10 20:31 x
読んでいてこちらまでが緊張してきました。プロでも毎回緊張するのですね。私も仕事でもうすぐ緊張するイベントがあります。ぜったいに間違えてはならないのです!でもチエミさんに比べればどうって事ないです(笑)
Commented by organistnikki at 2006-03-11 02:41
★sakurako さま
そうなんですよ、毎回、キンチョーするんですよ。心地よい緊張の時もあり、「うわ〜もう〜アカン!」っていう緊張もあるんですよね。終わってみれば、あっという間だし、毎回何でキンチョーなんてするんだろうって思うのです。平常心だったらもっといい演奏できるのに。いい仕事したいって思う時ほど、キンチョーが激しいみたい(笑)
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