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テキサスでオルガン 〜 信州でオルガン 信州でタロー

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2008年 02月 03日

音楽ってパワフル!

今週、ふたりのお葬式を弾きました。
ひとりは教会のメンバー。私のハンドベルでベル奏者でもあった、明るくて話し好きだったお婆ちゃん。葬儀はもちろん教会で行われました。

もうひとりは面識のない人でしたが、葬儀屋から依頼を受け、葬儀屋で弾いてきました。

教会で働いてると、人々の人生の節目に関わってばかりです。スティーブ牧師は、よく『私たちは 人々の人生の witness なんだ。』って言い方をします。
お葬式は人生の最後のセレモニー。少しでも縁があった人々のためにオルガンを弾かせていただけるのは光栄です。

で、改めて、音楽ってパワフルだな〜って感じましたよ。葬儀屋でのお葬式では、私の前奏&後奏以外、4曲、家族による演奏があったのです。故人の旅立ちにふさわしい、心のこもった音楽ばかり。その中のひとつが日本でもたぶん有名な「You Raise Me Up」という曲。素晴らしかった。お葬式を執り行った牧師のひとりは故人の孫で、おかげで故人のいろんな泣き笑いのエピソードを知ることになりました。面識のない人ではあったけれど、彼女のために私がオルガンを弾くことは、意味があったように感じたのでした。




ところで、元・同僚ケンドラなんですが、去年7月に職場を去り、さまざまな紆余曲折を経て、彼女も人生の節目を迎えました。

場所は地元の Backdoor 劇場のステージの上。この日はちょうど、「シンデレラ」というミュージカルのオープニングナイトで、お相手の彼は、第二幕が始まる直前、聴衆の見守る中で、ケンドラにひざまずいて、プロポーズをしたんですよ。

Backdoor 劇場ではオーディションを受けた素人さんたちがミュージカルを演じるんですが、素人とはいえ、みなさん、表現が豊かで、なかなか上手です。ケンドラはミュージカルの常連でした。ここでも音楽のパワーあり。ケンドラがプロポーズを受けたあと、「シンデレラ」のキャストたちがラブソング「Do I love you because you're beautiful」を歌ってます。

その様子、興味がある方はこちらでどうぞ

6月の彼女の結婚式ではもちろん私がオルガンを弾きます。かなり常識外なリクエスト曲をいただいてるので、オルガニスト生命を賭けて(?)ハメはずしな演奏をさせられることになりそうですが、精一杯勤めさせていただきます(笑)。

by organistnikki | 2008-02-03 04:30 | テキサスライフ | Trackback | Comments(14)
Commented by takusukila at 2008-02-03 07:39
おおお! ケンドラ! 覚えてますよ~、過去記事! おめでとうございます~~~♪ めでたくゴールイン♪ですのね~。 

音楽って本当にパワフルですよね。 映画だって、音楽なしじゃ、感動が半減しますしね~(笑)。 チエミさんもキヨさんも、人の心に直接触れる音楽に携わっていらっしゃるって、ホント素敵です~~。
Commented by 紅太郎母 at 2008-02-03 13:38 x
「人生のwitness」っていい言葉ですね。本当に節目節目に立ち会われるんですものね。しかもそれが知っている方となればなおさら大きな役割ですね。とっても素敵なお仕事です。
ケンドラさんのプロポーズシーン!!!すごすぎる。日本人しかもこてこてのシャイな鹿児島っぺから見るともう映画の世界の出来事です。こんなロマンティックなプロポーズされてみたかったーー。ふと目を横に移すと、いつもの位置で居眠りしているおとしゃんが・・・(汗) 
Commented by Marty紅緒 at 2008-02-03 15:14 x
過去ログでケンドラさんにもお会いしました。You Tubeのプロポーズも見ましたがこれは紅母さん↑と同じコメント「映画見たい」ですね。結婚式の様子もぜひ、Chiemiさんのブログでご紹介くださいね。楽しみにしています。
あっ、ひとつ質問です。教会員の方が牧師さんに呼び掛ける時はなんて呼びかけるんですか?たとえばスティーブ牧師の場合だったら・・赤毛のアンだとアラン牧師にReverened Allanって言ってる様に聞こえるんですが・・ 教えてください。
Commented by sakurako at 2008-02-03 20:57 x
オルガンの曲で人生の最後を見送られるっていいですね。
主人の伯母がもうダメかもしれません。
延命装置は家族の希望でつけていません。
悲しいですが・・
Commented by ちなつ at 2008-02-04 06:28 x
「人生の witness 」本当にそうだね〜。私たちの結婚のwitnessになってくれたこと、今でも感謝という言葉だけでは足りない気持ち。これって私の人生で素晴らしいことだったよ。しかも音楽までプレゼントしてもらって。ちえみちゃんたちの音楽で人生の節目を迎えることが出来た人たち、幸せです。
Commented by catnip at 2008-02-04 10:12 x
ケンドラさん、覚えていますとも!ブログのコメント内容を知りたがっていた人ですよね。
わあ~そうなんですか♪ステキ、ステキ(*^^)vなが~いプロポーズの言葉でしたね。映画の一シーンを観てるようでうっとりしました。私もそうしてもらいたかった・・(あり得ないね)
彼女に「いつまでもおしあわせに」とよろしくお伝え下さいね。

常識外のリクエスト?!え?どんな曲のリクエストなのですか?
ブログで知らせてもらえます?楽しみ。
Commented by organistnikki at 2008-02-05 11:46
☆雅子さま
幸せいっぱいの彼女をみるのは、うれしいです。

音楽の力はホント素晴らしいです。自分の過去を振り返ってみても、音楽が必ずありましたから。音楽は癒しにもなるし、精神を奮い立たせてもくれるし、生活費を稼ぐための手段でもあります(笑)。タローと同じくらい大事です。
Commented by organistnikki at 2008-02-05 11:51
☆紅太郎母さま
ホント、ドラマですよね。でもね、『横をみるといつもの位置で居眠りしてるおとしゃんがいる』って、最高です。私はドラマチックな演出より、ささやかな日常の幸せの方が愛しく感じます。ドラマチックな幸せを味わうと今度はドラマチックなどん底がありそうで(笑)。
Commented by organistnikki at 2008-02-05 12:09
☆Marty 紅緒さま
うちの教会員がうちの牧師を呼ぶときはね、名前の呼び捨てなんですよ。スティーブって呼ぶだけ。でも敬意を込める場合はやっぱりReverend Robertson (彼の姓です) って言うんでしょうね。敬意のある呼び方はテキサスでは聞いたことないです。えっと、ちなみにNY で働いてた時は違う宗派(Episcopal)だったのですが、その時は 姓 の前にFather を付けました。決して、教会員が牧師の名前の呼び捨てにするなんてことありませんでした。昔、一緒に働いた牧師のFather Miles は、今、出世されて、The Very Rev.Dr. Miles と筆記します。でも、たぶん教会員が彼を呼ぶ時はFather Miles だと思います。もちろんReverend Miles でもオッケーです。
Commented by organistnikki at 2008-02-05 12:12
☆sakurako さま
悲しいです。だんなさまの伯母さまが、痛みなどありませんようにと祈るばかりです。
Commented by organistnikki at 2008-02-05 12:15
☆ちなつちゃん
しばらくは都会に住んでてもいいけど、都会は車が多くて住みにくいでしょ。早く帰ってきてね!毎年、同じ日に結婚記念日を祝えて、すっごくうれしいです。
Commented by organistnikki at 2008-02-05 12:27
☆catnip さま
こちらでは奥さんの誕生日に旦那さんが花を送ったりなどは常識なようですが。夫から花を贈られたことはありません。(ありえない、がはは。)それどころか、私は2001年に結婚指輪を紛失してしまって、それ以来、夫も私も指輪してません(笑)。指輪などなくても夫が健康でハッピーでいてくれたら、それだけで幸せいっぱいです。ちょっとのろけすぎ??
Commented by Marty紅緒 at 2008-02-05 13:53 x
Chiemiさん丁寧なお答えありがとうございます。
英語講師だけど留学経験が無くて、教会に通うわたしの疑問でした。
Commented by organistnikki at 2008-02-05 14:28
☆Marty 紅緒さま
エラそうに答えましたが、私、英語はまだまだです。小・中学生が早口で喋る英語、聞き取りにくいです。でも何度も聞き返しますけど(笑)。
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