2008年 07月 04日
私たちがボストンとミネアポリスに旅行中、北ダラス地区の牧師のコンフェレンスで前代未聞の出来事がありました。うちの教会のスタッフたちは驚愕、同僚カレンは怒りのために泣いたそうです。 毎年6月の第1週に北ダラス地区では牧師の大集会があり、そこで牧師の移動の発表があるのです。我らが元牧師のスティーブも新しい教会への移動が発表され、6月の3週目の日曜から元気にそこで働いています。 うちの教会では、スティーブの追い出しパーティーと同時に、新しい牧師を迎えるため住居を整えたり、盛大なウェルカムパーティーの企画をしたり、準備をしていました。 新・牧師が引っ越してくるのは水曜だと本人から教会に連絡があり、スタッフをはじめ、みんな、わくわくしながら「彼」の登場を待っていたのです。しかし、火曜になっても何も音沙汰なし。そして水曜の朝、緊急にスタッフミーティングの招集がかかりました。そこで、「例の牧師」は来ないことになったというニュースを知らされました。改めて、新しい牧師が派遣されるまで、副牧師のひとりが正牧師の代理として働くことが伝えられました。現在、副牧師2人が力を合わせてガンバってます。 で、その後、「例の牧師」はどうなったかって? 「彼」はメソジストという宗派を捨て、あるクリスチャンの大きな組織に入ったそうです。その組織の大ボスのお嬢さんとの結婚も決まったそうです。将来はその組織のトップになるのは確実。さすが、彼の経歴の示すとおり、やり手な方でした。華々しい人生設計です。彼の収入は億単位に跳ね上がるでしょうね。 解せないのは、「彼」が、引っ越しの前日まで北ダラス地区のコンフェレンスに辞意を黙っていたこと、そして、うちの教会の牧師にならないと決めていたのに、うちの教会のスタッフたちと和気あいあいと昼食会をしたこと。今ではすべて謎です。 メソジストの北ダラス地区のコンフェレンスを混乱させ、うちの教会にした彼の行為は限りなく非常識ですね。でも、うちの教会のスタッフやメンバーにとって「彼」は決して忘れえない牧師になりました。ふ〜む、それがねらいだったのかな(笑)。 すべて、私が教会を留守にしてる間に起こった出来事でした。
by organistnikki
| 2008-07-04 08:51
| 教会
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Comments(14)
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Marty紅緒
at 2008-07-04 09:27
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は~、何とも・・(*_*)
私も怒っちゃいました。悲しい・・ こういう事が教会という組織で起こる事が。私の山の分校教会の牧師さんはこういう事件からは少なくとも無縁そう・・です。 あっ、ポール牧師によろしくお伝えください。これからも説教聴かせていただきます。
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takusukila at 2008-07-04 09:46
えええ! 牧師さんって、億単位で稼げるの!?(笑) あ、失礼。 とっても下世話でしたわね、あたくしとしたことが。 なんだか、でもこういう話を聞くと、教会と言えど、商売なんだなぁと思ってしまいます。
私もね、↑のかたと同じように思っていました。禁欲的で貧しいけど奉仕に喜びを感じている・・。ボロは着てても心は錦です。
そうなんですか・・ちょっと寂しいです。 しかも、この牧師様、ボスのお嬢さんと結婚?!逆タマ狙いか?(>_<)しかも秘密裏に・・って感じもするし。なんだったんでしょうね? chiemiさん、「新牧師の謎」後編をよろしくです(笑)
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南十字星
at 2008-07-04 12:34
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わ~なるほど!せっかく楽しみに準備なさったのに残念でしたね。
それにしても その大きな組織はすごいですね。こういった組織はオーストラリアにずいぶん入り込んでいるようです。NZ は小さすぎて相手にされないようです。
今日職場で紅緒ママからこの話を聞いてびつくり!帰ってきて早速開いてまたびつくり。Chiemiさん、開いた口がふさがらないとはこのことですね!こんな非常識が通るのでしょうか。しかも謎の牧師は(もう謎の牧師って名前になってる(笑)深い謝罪とかないのですか?大きな組織へ飛んでみましたがWe're here for youが何だか空しく響きました。 人を導く仕事に就いてる人がそんなことしちゃだめだめですよね~~。 今お二人力を合わせて頑張っていらっしゃる副牧師さんたちの方がきっとず~~~っといいお仕事されますね。頑張って頂きたいですっ!! (そんな嘘っぽい人、来なくてよかったもんね~だ!)(失礼しまひた)(汗)
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organistnikki at 2008-07-05 00:34
Marty 紅緒ママさま
開いた口がふさがらないとはこういう事態です。実は野心がある牧師さんって結構おられるのです。メガチャーチで説教するってのは牧師の憧れなのかもしれませんね。ポールは人気の牧師です。以前、うちの教会で副牧師も正牧師も勤め、その後、ダラス近郊の大教会の正牧師になり、またここ田舎町に戻ってきたのでした。
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organistnikki at 2008-07-05 00:48
雅子さま
うちの教会に勤めていたら億なんてお金は逆立ちしても稼げませんが、大きなカルト宗教団体だったらねーありえるそうです。彼の実際の収入はもちろん知らないけれど、教会の人たちの噂話によると、そういうことです。教会ってホントいろいろあります。神様の教えを純粋に布教しているところもあれば、商売してるところもあるようです。
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organistnikki at 2008-07-05 01:05
catnip さま
私がアメリカに来て初めてオルガニストして働かせてもらったニューヨークの教会の牧師さんは素晴らしかったです。今、ブルックリンで牧師をしてらっしゃるのですが、右も左もわからぬ私のために時間や労力を割いてくださいました。今、アメリカで働いてるのも彼のおかげ。一生忘れられない素晴らしい牧師さんです。そんな人もいるかと思えば、「こういう牧師」もいます。世の中いろいろ〜〜牧師もいろいろ〜〜〜。
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organistnikki at 2008-07-05 01:10
南十字星さま
ウェルカムの準備は手際よく進んで、教会のみんながこんなわくわくした状態の時に旅に出かけて悪いなーって思っていたのです。でも事態は一転。教会の外に出てて良かったって思いました。教会で大きな事件がある時に限って外に出てることが多くて、これってひょっとして幸いなことなんじゃないかなーって変なんですが感謝してます、私。
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organistnikki at 2008-07-05 01:31
紅太郎母さま
謎の牧師からもちろん謝罪の言葉はありません。彼は自分が間違ったことをやったとは思ってないでしょうから。ホント、実利的な、さばさばアメリカンです。彼と一緒に昼食会に参加した同僚カレンは怒りの手紙を送ったそうですが、私はその人と3秒しか会ったことないので実感がわかないのです。彼が新しいカルト教会で人を助け、いい仕事をされれば、それでよいと思ってます。世の中、いろんな人がいるんだな〜って改めて思いましたよ。
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NotsuOh at 2008-07-05 13:30
知人のお父様なのですが、牧師さんです。興味の無い私には宗派はわからないけど、牧師が子供を持つ事も結婚する事さえも許されない宗派だそうです。彼はその宗派から一度離れ、結婚し子供を持ったあと、また元の宗派に戻ったそうです。なんか、私としては解せないなぁと。それなりに風当たりは強いそうですが。。。
一生懸命準備をされた皆さんは本当にお気の毒でしたね。もか
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nyf1403 at 2008-07-05 21:03
牧師も人間、クリスチャンだってキャリアアップをはかってよろしいです。でも、これは赦せません。
牧師と言う「職業」(あえて職業と書きます)を選んだ以上、普通のビジネスマン以上の道義心は要求されるべきだと思います。 人を見て信仰を左右されるのはいけないけどね。でも、こんな人は来ない方がよかったんですよ、きっと! 要は神と私の個人のつながりと思っていても、牧師という存在は大きいですよね。
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organistnikki
at 2008-07-07 10:01
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もかさま
宗派によっては、とても戒律がきびしいところがあるんですよ。もかさんのお友達のお父さまは、元の宗派に戻れたんですね。良かったです。でもちょっと不思議ですね。私の働いているメソジストは穏やかで、和やかで、何でもありの宗派って感じがします。うちの教会の人たちは機会を見つけては集まって食べるのが好きだし。今、ハンバーガーパーティーから帰ってきたところです(笑)。
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organistnikki
at 2008-07-07 10:11
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ナタリーさま
私も虎ママに賛成です。牧師もキャリアアップをはかってもいいです。でも牧師という職業はやっぱり特殊です。道義心は持ってて当然ですよね。みんなの見本になってほしいですよ。この牧師のとった選択に、どうこう言いませんが、彼のやり方は褒められるもんではないです。副牧師、今、すごくガンバってます。自宅と自宅のプールを教会のメンバーに開放して、食事も出して、教会メンバーの団結をはかってて、私もすごく協力したい気になりました。 |
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